What's mogul ?

モーグルは三種類(他にエアリアル・アクロ)あるフリースタイルスキーの中の一種目。
険しく激しいコブコブのコースの中で、ターン・エア・スピードを競う競技。
ターンはコブの形状に合わせ、コブの頭を滑ったり溝を滑ったりと使い分け、
フォールラインを崩さぬようにスキーをコントロールしつつ攻撃的に滑ることが求められているらしい・・・。
エアはフォームと技術難度(シングル・トリプル・クウォード)によって、
スピードは滑走に掛かった時間によってそれぞれ決まり、
ターン50%・エア25%・スピード25%の割合で評価し、ポイントを競う (競技。

なんちゃって中級者からモーグルに足を突っ込んで以来、
今まで気付いたこと、習ったことをまとめておきます。
あくまでおれにとって役にたったコツとかやから、他の人の役に立つかどうかは知りません。
もし役に立ってくれたらいいなあと思いつつ、書いておきます。

※ ちなみになんちゃって中級者の名のとおり、スキー技術はかなりインチキ入ってました。
   具体的には、後傾によるテールずれずれ暴走ターンをしていました。(´ー`)y~~~

Tricks

picture trick name one point advice
spread eagle (スプレッドイーグル)

一番簡単で、誰もが一度は通る道。
それでもビシッと決まればそこそこかっこいい。
けんごくん、静止画では決まってますね。^^

まずは正確なサッツ(踏み切り)を習得することが大事。
体がまっすぐな状態で飛び出してから動作を始める。
意識して体を大きく動かさないときれいに見えない。
twister (ツイスター)

スプレッドの次に覚える候補に上がるトリック。
90°以上板を振らないと決まらない。
ダブル・トリプルに繋ぐために必ず必要だから覚えましょう。
じろけんさん、腰が折れてますね。^^

全てのトリックに共通して言えることだけど、
まずはきちんと踏み切ること。
そのあと上半身(特に腕)のカウンターを利用して板を振る。
このときストックは必ず地面と平行な状態にして腕を振る。
また、板がどれくらい振れとるかを目で確認しようとしてもダメ。
目線が落ちて腰が折れた姿勢になってしまう。
now printing ... daffy (ダフィー)

おれがやったことないだけにコメントが難しい・・・。
見た目は、スマートなツイスターに対して
ワイルドなダフィーって感じ。
・・・そんなに人気ないトリックやと勝手に思ってます。

空中を歩く動作をするため、腕によるカウンターは重要。
意識しないと手と足が一緒になるので注意。
ツイスターと違って絶対的な高さが必要になるから
最初は怖いかもしれない。
あと、脚を戻す時にクロスしないように気をつけましょう。
now printing ... back scratcher (バックスクラッチャー)

単体として使われることはあまりなくて、主に板をクロスして
バックスクラッチャー → コザック
バックスクラッチャークロスしながらヘリ
という使い方が多い。

これもダフィーと一緒で絶対的な高さが必要になるけど、
実際はそんなにシビアじゃないような気がする。
突き刺さって前転した人も見たことないし。
コツは、かかとがおしりに付くように脚を持ち上げる。
とにかく板がクロスできないと使えん(見栄えがよくない)と思う。
ちなみにモーグルではクロスすることをアイアンクロスと言う。
cozak (コザック)

これを知らん人は多分おらんだろうというくらいメジャー。
単発で使っても、大きければかなりダイナミックに見える。
誰が見てもわかるように柔軟性は必要
じろけんがこのあとどうなったかはMOVIEを。

バックスクラッチャー → コザックという使い方がメジャー。
隣にも書いてあるけど単発でもいいと思う。
コツとしては動作をゆっくり行うのと
踏み切ったあとに腕を大きく振り上げて予備動作をする。
それを大きく振り下ろすことで比較的簡単に脚が上がると思う。
now printing ... grab (グラブ)

単体ではトリックとして認められんけど、
下にある360°と併用して初めてトリックになる。
実用性は低くても結構カッコイイから覚えるべし。
だってワンメイクでバリバリのモーグルエアやるのもねえ・・・。

飛び出したらまず体をかがめて左足ブーツの先端あたりを
右手でつかんでそのまま引き上げる。
体をそらせるとメソッド、引き上げるとトゥウィークとかあるけど
違いがおれにはよくわからん。
っていうかおれのグラブはグラブって言うよりタッチ・・・。
360°(ヘリコプター、サブロク、スリーシックスティ etc...)

これは他のトリックとは一線を隔すものやと思う。
なんつっても後ろ向くし。
一番大事なのはやっぱり度胸。
”回るぞー!”という意気込みやろうね。
静止画では表現しにくいです。- -;

いつも通り踏み切る時に(左回りなら)右手を引いて、
踏み切ると同時に回転方向にぶん回す。
首は一生懸命前を向こうとする。
あとは滞空時間があって軸がまっすぐなら絶対できる。
とにかく度胸が必要なトリック。
1回できればあとは簡単。
now printing ... ダブル

上記のトリックを2つ組み合わせたもの。
ちなみにおれはいんちきツイツイ(ツイスター×2)と
いんちきツイスプ(ツイスタースプレッド)しかできません。

当たり前やけど、シングルよりも滞空時間が長く必要。
1つ目のトリックを焦ると2つとも不完全になってしまうから
1つ目のトリックを確実に決めることが大切。
大きく動いても、意外にランディングに間に合うもんです。
now printing ... トリプル

トリックを3つ組み合わせたもの。
もちろん何にもできません。

多分ダブル以上にトリック1つ1つを確実に行わないと
空中分解みたいに見えると思う。
この辺のレベルまで行くと、頭がおかしくなってきます。
っていうか少々おかしくないと飛べません。
now printing ... クウォード

トリックを4つ組み合わせたもの。
生で見たことはありません。

今までW-cupでしか見たことないです。
こんなんするやつはキチガイです。
鼻から脳みそたれてます。
ちゃんと詰め物を入れてあげましょう。

上が切れちゃいました。
360°ミックス(クロスヘリ、グラブヘリ、ブロンコ etc...)

ノーマル360°をマスターしたらいろいろ混ぜてみよう。
アイアンクロスを入れればクロスヘリ。
グラブを入れればグラブヘリ。
スプレッドを入れればブロンコ。
コザックやダフィーを混ぜるのもアリ。

これは人それぞれやと思うんですけど、
おれは90°を過ぎたあたりからトリック(クロスしかできん)を
始めるつもりで行くと、トリックのmaxでちょうど180°になる。
180°回ったところで大概回転が止まるから
そこから首のひねり、視線の先行がかなり重要になる。
now printing ... 720°(ダブルヘリ、セブントゥウェンティ、セブンツー)

その名のとおり2回転です。
かなりの滞空時間と回転速度が必要です。
これをモーグルコースのエア台でやるなんて・・・。

これも前に述べたクウォードと一緒で、
鼻から大事なものがたれてないとできません。
もちろんこれにミックス入れてくる人もいます。
恐ろしい世界だ・・・。